リュブリャナから夜行列車でウィーンへ。ウィーンで1泊したあとは弾丸アウシュビッツへGO!この旅でどうしても行きたい場所アウシュヴィッツ、旅程の関係で残り日数が足りなったために弾丸で行くことになっちゃいました。夜行バスで行って、夜行バスで帰ってくる内容です。それでも、時間が足りたことに感謝っ!
クラクフからはバスで最寄りのオシフィエンチムに向かいます。入口には有名な看板板“ARBEIT MACHT FREI”の文字が…“働けば自由になる“です。
この場所に来たかった理由、それは映画”ライフ イズ ビューティフル””戦場のピアニスト”他にもアウシュヴィッツを舞台とした映画はありますが、特にこの2つの映画がお気に入りでぜひ自分の目で見たかったからです。もう上映されて日が経ちますがこの映画を超える作品にはあまり出会えていません。とても悲しいストーリですが、この地で実際に起きた歴史を忘れないためにやって来ました。ちなみに、ライフ イズ ビューティフル前半の舞台、イタリアのアレッツォにはすでに行ったことがあったのでなんとしてもこのアウシュヴィッツには行きたいと思っていました。
ガイドツアーに参加できなかったので、個人で見学することに。それでも、実際に歩いて回るだけでも当時の悲惨な出来事が心に響きました。実際に収容されていた人の写真も展示されていました。衝撃だったのは、収容された人たちの人毛がまだ形跡として残っていたこと。それ以外の物も遺留品として展示されていました。とてもじゃないですが写真を取る気分になれなかったので頭の中に記憶として残すことに。その他にも、銃殺を行った場所、毒ガス室、収容されていた部屋など、当時のそのままの状態で残っていてその中に入って見学することができます。
そして、一番見たかった列車で収容者たちが運びこまれた場所”ビルケナウ”は別にあってそこまではバスか徒歩で行くことができます。映画で見たそのままの景色が目の前に現れた時は鳥肌が立ちました。主人公が収容所をゲームだと父親から教え込まれたことを信じ、父親との残されたわずかな時間を過した部屋が実際目の前に現れました。
よく映画の舞台を訪ねるツアーがありますが、ニューヨークに行った時に友達がゴシップガールズのファンで一緒に名所を見て回りましたがやっぱり見たことがある人とそうでない人とでは感じ方が全然違うんだな〜と改めて実感しました。
残念ながら弾丸アウシュヴィッツのためにクラクフに戻った頃には日が暮れてしまいました…またあらためて別の機会にゆっくりと観光したいと思います。
最後にウィーンの写真を探したもののあまり見つからず、
総括
今回獲得したNWのマイル約1.7万マイル。当時は格安チケットでも100%貯まることが多かったので、南回りのヨーロッパもコスパで考えるとお得でした。当時は2万マイルあれば日本ー東南アジアを往復することができたので、冬の時期7万円程度の格安チケットに東南アジア1往復無料の機会がゲットできると考えると選択して正解でした。ちなみに、マレーシア航空は早くからパーソナルTVを搭載していたし、欧州の航空会社でも例えばKLMのKIX-AMS線とかは導入はかなり先になってからだったと記憶しています。今回はクアラルンプールには立ち寄らなかったけど、無料でストップオーバーすることも可能だったし、時間に余裕のある人にはオススメです。
旅程に関しては2週間ちょっとだったと思います。なので、結構急ぎ足になっちゃいました。当時はネットが普及してしなかったので、オンラインチケットとかはなかったと思いますが、今だとオンラインで事前予約できたりして便利になっているでしょう。宿に関しても、ウェブで事前に予約することも簡単になったので困ることはないでしょう。この旅で感じたのは11月中欧の天気は全体的にあまりよくありませんでした。プリトヴィツェでは雪が降ったり、アウシュヴィッツにも雪が残っていました。冬の天気は晴れると空気が澄みわたって気持ちがいいですが、いつそういう日がくるかは直前までわからないので、どうしても天気の日に行きたいと思ったら予備日とかをあらかじめ作って計画しておくことをおすすめします。ブレッド湖は奇跡的に晴天だったのでものすごくいい思い出になりました。ドブロブニクも天気次第でかなり景色が変わります。参考に2回目に行ったドブロブニクの写真を載せておきます。どこでもそうですが、海は天気じゃないとテンションが下がりますね…モルディブの綺麗な海も太陽の天気があって輝くんです。これも実体験済みですっ笑
一つだけ正解だったのは、アウシュヴィッツは寒い季節に行くべきだと思います。天気のいい日に行ってたら感じ方も違っていたのかなと思います。ブダペストもなんとなくですが、冬の方がいいかと。やはり温泉もありますしっ笑。最近のヨーロッパは異常気象の影響もあって信じられない天気になることもよくニュースで耳にするようになりました。もともと夏が涼しい地域はエアコンの普及率が低いこともあり、大変な目にあったという話も聞いたことがあります。どこもそうですが、観光地が混み合うのもせっかくの旅も台無しになることも…とはいえ、いいとこ取りは難しいですね。
中欧周遊は2週間あれば回れますが、可能であればポーランドは分けて考えたほうがいいですね。あと、この旅程だと必ず夜行での移動が限られた日数の中で必須となるので飛行機での周遊を考えると今回行ったところを全て回るのは時間的に少し厳しいかもしれません。
2週間のおすすめルート
1:ウィーンーブダペストーポドゴリツァ(モンテネグロ)-コトルードブロブニク
ベオグラードードブロブニク間は直行便が見当たらなかったのでモンテネグロのポドゴリツァを利用。(時間に余裕があればモスタル1日観光も可)
2:ウィーンーリュブリャナーブレッド湖ーザグレブ-プリトヴィツェ-海岸線1都市-ドブロブニク-ローマorバルセロナ
ドブロブニクーローマorバルセロナ間は準LCCのブエリング航空が飛んでいて安く移動できます。
3:ウィーンーブダペストーサラエボーモスタルードブロブニク-ローマorバルセロナ(ブダペストーサラエボは格安LCCのWIZZが利用できます)